OFJ Organic Forum Japan 一般財団法人オーガニックフォーラムジャパン

日本オーガニック会議
Organic Congress Japan

Introduction

日本のオーガニックを
もっと身近に、
そして世界へ

私たちが生きていく糧を生み出す生業として、世界中で多様な農業が行われています。その生産活動は飢えを満たすことはもちろん、その国や地域の文化や生活に深く関わっています。農業は国の基。農業は国民・生活者のための大切な生業と位置づけられます。世界が経済性だけを追い求めた時代には、農業でも化学肥料・農薬の多投などにより、環境への負荷を与え、食べる人たちへの健康も置き去りにされてきました。

一方、地球温暖化(気候変動)が進む世界では、持続可能な社会を目指して、すべての産業が「グリーン」な生産活動に続々とシフトしています。欧州では、2020年に「欧州グリーンディール」の「農場から食卓まで戦略」などが打ち出されました。私たちの日本も「2050年までのカーボンニュートラル」が打ち出される等、持続可能な社会へ大きく舵を切る時期ではないでしょうか。

日本では、食卓と有機農業を産消提携や宅配等による2者認証等を通じてつなぎ、2001年に有機JASが整備され、2006年12月に有機農業推進法が施行されました。そして、本年農林水産省は「みどりの食料システム戦略」で「2050 年までに有機農地を25%に拡大」する目標を打ち出し、法制化を目指すところまできました。更なる目標を達成するためには、消費者や多方面のステークホルダーにご賛同いただき、革新的な行動変容を加速させなければなりません。

次の世代に、持続可能な農業を継承すること、繋いでいくためには、今まで以上に議論の場を広げ、更に多くの人・組織が連携して建設的な意見交換・政策提言等を行うための場づくりが必要です。2007年からオーガニックの先進地ヨーロッパで開催されてきた、「欧州オーガニック会議」からも学びながら、日本でも有機農業を核とした環境保全型農業を広げ、オーガニック市場を広げるためには生産・流通・加工・その他関連事業の実務者等が横断的に集い、政策立案者や学識者等とも協力しつつ、建設的な議論を活性化し、政策提言等を行い、イノベーティブな行動変容を創り出す新しいプラットフォームが必要だと考えます。そのために、皆様と共に「日本オーガニック会議」を設立いたします。
是非とも設立趣旨にご賛同いただき、お力添えを宜しくお願い申し上げます。

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